科学
習慣を1日休んだら?本当に起きていること
34日連続でできていた。そして、いろいろあってできなかった。習慣は台無しになったのでしょうか?研究の答えははっきりしています。いいえ。あなたが台無しだと決めつけない限りは。
結論
1日休んでも習慣は壊れません。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの Lally ら(2009年)の研究では、1回機会を逃しても習慣化に大きな影響はなく、習慣化には中央値で66日(幅は18日から254日)かかりました。習慣が消えるのは、1回の休みがやめることに変わったときです。だから翌日は小さなバージョンをやりましょう。
1日休むと習慣は壊れる?
壊れません。1日休んでも習慣は壊れません。習慣形成の研究では、1回機会を逃しても、最終的に習慣がどれだけ自動化されるかに実質的な影響はありませんでした。
習慣は、同じ状況で同じ行動を何度も繰り返すことで築かれます。繰り返すたびに、きっかけ(たとえば朝食を食べ終える)と行動(散歩に出る)のつながりが強まります。1回の抜けは長い連続の中の小さなすき間であって、リセットではありません。35日目のせいで、脳が34日分の練習を消してしまうことはないのです。
大事なのは、そのあとどうするかです。習慣が消えるのは、1回の休みが1週間の回避に変わったとき。たいていは罪悪感のせいか、そもそも習慣が大きすぎたせいです。休んだこと自体が本当の問題であることは、ほとんどありません。
習慣の研究では実際に何がわかった?
もっとも有名な研究、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの Lally ら(2009年)は、ある行動をする機会を1回逃しても、習慣形成の過程に大きな影響はないことを明らかにしました。
この研究では、96人のボランティアが、ランチと一緒に果物を食べる、夕食前に走るなど、食べる、飲む、体を動かす行動をひとつ選んで毎日同じ状況で行い、12週間にわたってどれだけ自動的に感じるかを毎日評価しました。主な結果は次のとおりです:
- 自動化までの中央値は66日でした。
- 幅はとても大きく、人や行動によって18日から254日まででした。
- 自動性は最初にもっとも速く伸び、そのあと横ばいになりました。
- 1回機会を逃しても、全体の曲線は実質的に変わりませんでした。
つまり「21日で習慣になる」という神話は間違いで、1回休んだらゼロに戻るという考えも間違いです。全体の流れは習慣化には本当は何日かかるかで読めます。
なぜ1日休んだだけで失敗した気がする?
連続記録が習慣を途切れない鎖として見せるので、1回休むと1日分ではなく鎖全体を失ったように思えるからです。これは心理的にはきついうえに、事実としても間違っています。
34日分の練習は、まだちゃんと脳の中にあります。変わるのは、自分に語るストーリーです。「台無しにした」はあきらめにつながり、「1日休んだ」は明日またやることにつながります。連続記録のせいで前者のストーリーに引き込まれがちなら、罪悪感なしで連続記録とつきあう方法を読んでみてください。
2日続けて休むともっと悪い?
2日続けて休むのはリスクが高くなります。習慣が消えたからではなく、「やらない」という新しいパターンを作りはじめてしまうからです。だから多くの習慣コーチは「2日続けて休まない」というルールを使います。
はっきりさせておくと、「2日続けて休まない」は実用的な経験則で、ラリーの研究の結果ではありません。でも役に立つルールです。1回の休みはノイズで、うまくいく習慣づくりにもかならずあります。2回目の休みは行動するべきサインで、たいていは習慣を小さくするのが正解です。では1週間や1か月休んだら?習慣は眠っているだけで、死んではいません。休んだあとに習慣を再開する方法をご覧ください。
休んだ翌日にやるべきことは?
休んだ翌日は、いつもの時間と場所で、その習慣のいちばん小さなバージョンをやりましょう。その1回が、1週間でいちばん大事な1回です。
- 罪悪感は捨てる。休みは判決ではなく、情報です。
- 30秒で終わるとしても、今日は小さなバージョンをやる。ここで2分ルールが役立ちます。
- 休んだ理由を考える:時間がなかった、忘れた、疲れすぎていた、気が乗らなかった。
- 直すのは自分ではなく原因。時間、きっかけ、大きさを変える。
- 2倍やって取り戻そうとしない。ただ普段どおりに戻る。
| 休んだ理由 | 変えること |
|---|---|
| 忘れた | もっと強いアンカーに結びつけるか、{a:forgetting|よりよいリマインダーを追加する} |
| 時間がなかった | 2分まで小さくする |
| 疲れすぎていた | もっとエネルギーのある時間に移す |
| 気が乗らなかった | 音楽やポッドキャストなどのごほうびを足す |
| 予定していた休み | 休みとしてカウントされないよう、前もって予定に入れる |
LazyHabits で1日休むと連続記録はどうなる?
LazyHabits では、予定していた日に休むとその習慣の連続記録はリセットされますが、ポイント、レベル、Lazy Buddy が取り上げられることはありません。進み具合はそのまま残ります。
連続記録はその習慣を予定した日だけを数えるので、月・水・金に走る予定なら、火曜日は休みになりません。休暇や体調の悪い日には休息日を予定することもでき、その日は習慣をやることも記録することもありません。こうしてアプリは研究が示していることを反映します。休みは一時停止であって、消去ではないのです。連続記録のプレッシャーがない習慣トラッカーについて詳しくはこちら。
休みを小さく保つ習慣の記録方法は?
連続回数だけでなく、繰り返しの合計にごほうびがある方法で記録しましょう。ポイント、レベル、あるいは単純な完了回数なら、休んだあとも増え続けるので、悪い1日がゼロに見えることはありません。
週1回の短い振り返りも役立ちます。同じ習慣がずっと抜け落ちるなら、それは自制心が足りないのではなく、習慣が大きすぎるか、タイミングが悪いサインです。調整して、続けましょう。
実際には、1日ではなく1か月単位で見るということです。予定した日のほとんどでできていれば、多少すき間があっても順調です。今日の小さな習慣が、明日のすばらしい人生をつくります。
よくある質問
1日休んだら、66日を最初からやり直さないといけませんか?
いいえ。66日はある研究の中央値で、カウントダウンではありません。Lally ら(2009年)の研究では1回の休みは進み具合に大きな影響を与えなかったので、今いるところから続ければ大丈夫です。
1日休むのと、雑なバージョンでやるのとではどちらがいいですか?
雑でも小さくても、やるほうがたいていは上です。きっかけとルーティンのつながりが保たれるからです。30秒でも1回の繰り返しとしてカウントされます。
休んだ分を取り戻すために、翌日2倍やるべきですか?
その必要はありません。習慣は一定の状況での規則的な繰り返しで築かれるので、いつもの小さなバージョンに戻れば十分です。
何日までなら休んでも大丈夫ですか?
公式な上限はありません。ときどき休むのは普通ですが、同じ習慣を週に何度も休むなら、小さくするか、もっといい時間に移しましょう。
週末に休むと平日の習慣は壊れますか?
最初から週末に予定していないなら壊れません。習慣は実際にやるつもりの日だけに予定すれば、休みの日が失敗に見えなくなります。
参考文献
試してみませんか?LazyHabits でできること: 1日休んでも許してくれる習慣トラッカー